English Poetry in 21st Century

Blythe Baird, 'Pocket-sized Feminism'(2017年12月①)

最近ちっとも詩が読めていないし翻訳もできていないので、以前ツイッターで紹介したら少し反響があったこちらを全文訳してみようと思います。ちなみに実際のパフォーマンス(slam poetry)では使われている言葉が少し違ったり、テクストにはない表現が含まれ…

Warsan Shire, 'Backwards'(2017年7月①)

人生が過去から現在未来へと無情に流れていく時間の堆積である以上、いかに時に抗うかは常に詩人の命題の一つであり続けるだろう、というような話を再び。 ワーザン・シャイア「後ろ向きに」 サーイド・シャイアへ後ろ向きに部屋へと歩いてくる彼の姿で詩を…

Lily Myers, 'Shrinking Women'/スポークン・ワード・ポエトリーを体感する(2017年3月①)

今年は最低月に一本はコンテンポラリーな詩の翻訳をしたいと思っていたのに先月思いがけず忙しくて手がつけられず、今月も気づけば終わりがすぐそこに見えてきてしまいました。。が、ちょっと前になかなかいいスポークンワードの詩を見つけたので、訳してみ…

Sarah Howe, 'Tame'(2017年1月①)

昨年秋に購入してからなかなか読めていないサラ・ハウ(Sarha Howe)の詩集Loop of Jade(2015年のT.S. エリオット賞受賞作!)より1篇訳してみたいと思います。本当は最後まで読みきってからレビューしようと思ったのだけど、それだといつまでかかるかわか…

You can let them touch you, but never let them grab your pussy / Sarah Kay, 'The Type'

サラ・ケイ「ザ・タイプ」Sarah Kay - "The Type" - YouTube 誰にでも場所が必要だ。 それは他の誰かの内にはない。 --リチャード・サイケン あなたが、男性が見たくなるような女性に成長したら 彼らに見せてやったらいい。でも視線を手と間違えないで。あ…

Sarah Kay, 'Dreaming Boy'

最近コンテンポラリーな英詩を積極的に読んでいこうと思い、ちまちまと掘り始めているのだけど、そこで出会ったサラ・ケイ(Sarah Kay)という詩人が素敵なので一篇訳してみる。相変わらず翻訳のセンスがなく、原詩の魅力を殺している点には目を瞑ろう。 198…