最近まったく詩(詞)の翻訳をしていませんでしたが、関心を持ってくださった方がいたので、久々の歌詞和訳です。Tunnel Vision (feat. Shamir)Rina Sawayamaポップ¥250provided courtesy of iTunesご提案いただいたのは同じリナ・サワヤマの'Cyber Stockhol…
Zing Tsjeng, "Singer Rina Sawayama Is Ready to Rep Her Pansexuality", Broadly リナ・サワヤマちゃんの最新シングルはこちらから!今回も最高にギラギラしたシュガーポップでとにかく最高です(語彙力)。 Rina Sawayama - Cherry以下記事はキャプション…
このタイトルが書きたくて久々にブログ記事を立てたようなものです。つまり出落ちだし、中身はあまりない。 (ネタバレ?というか、試合結果には触れていますので、一応ご注意ください。) そう本来コートに立てば、男か女かは関係なく、誰しもがひとりひとり…
"Japan is a safe country." Then why do we get groped when we are just commuting by train?"Japan is a kind country. People welcome and treat others with generosity." Then why do I encounter xenophobia quite often in everyday life?One time s…
新作鑑賞数がとても少ないし、ちまちまNetflix限定を見ていたりするので、はてさて昨年の映画ベストはどうやって出そうかなと思っていたんですが、昨年映画館で見た作品の半券をベスト入りするかしないかで適当に仕分けしていたら、ちょうど10本ベストに選出…
エミリ・ディキンソンの詩でまた好きなものを一つ。翻訳するだけしてずーっと温めてたやつ。 エミリ・ディキンソン「取り憑かれるのに部屋である必要はない」 取り憑かれるのに部屋である必要はない、 家である必要はない、 だって脳には物質的な空間に優る …
最近ちっとも詩が読めていないし翻訳もできていないので、以前ツイッターで紹介したら少し反響があったこちらを全文訳してみようと思います。ちなみに実際のパフォーマンス(slam poetry)では使われている言葉が少し違ったり、テクストにはない表現が含まれ…
人生が過去から現在未来へと無情に流れていく時間の堆積である以上、いかに時に抗うかは常に詩人の命題の一つであり続けるだろう、というような話を再び。 ワーザン・シャイア「後ろ向きに」 サーイド・シャイアへ後ろ向きに部屋へと歩いてくる彼の姿で詩を…
映画の内容・テーマにがっつり踏み込んでいますのでご注意ください。それ以外で言えることはメガネのレナーさんがめちゃんこかわいいということくらいです。 "We spend our entire lives trying to tell stories about ourselves [...]. It is how we make l…
「物語ること」についての物語はいろいろありますが、これもまたその一つであるとは見る前は想像していませんでした。 (以下、内容結末に触れています。) 90年代後半に一大ムーブメントとなった『トレインスポッティング』から20年、続編の『T2 トレインス…
今年は最低月に一本はコンテンポラリーな詩の翻訳をしたいと思っていたのに先月思いがけず忙しくて手がつけられず、今月も気づけば終わりがすぐそこに見えてきてしまいました。。が、ちょっと前になかなかいいスポークンワードの詩を見つけたので、訳してみ…
タイトル通りの内容です。一つの歌詞をネチネチ読み込むという完全に趣味の投稿になりますが、昨年ツイッターでちまちま書いていたことをまとめたものになるので、よかったら読んでみてください。なぜ今頃こんな記事を書くかというと、単純に自分の気分がの…
いよいよ日本公開された『モアナと伝説の海』見てきました。 近年のディズニーは自分たちが作ってきた「プリンセス像」をアップデートし続けていて、今作もその系譜に連なる一作。ですが、わたしは今回ちょっと視点を変えて、プリンセスものとしてではなく、…
昨年秋に購入してからなかなか読めていないサラ・ハウ(Sarha Howe)の詩集Loop of Jade(2015年のT.S. エリオット賞受賞作!)より1篇訳してみたいと思います。本当は最後まで読みきってからレビューしようと思ったのだけど、それだといつまでかかるかわか…
Let me talk about this topic in English, even though it might prevent people who visit the blog from reading this post. After getting type one diabetes, I became even more eager in learning the English language because I wanted to be able …
あけましておめでとうございます。気づけば2017年が始まってしまいました。昨年後半はブログを本格的に再開し、思いがけずいろいろな方に読んでいただける機会に恵まれ、書いていて非常に楽しい下半期でした。まあ年末にかけてほとんど書けなくなってしまい…
相変わらずの周回遅れぶりですが、『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』を見ました。ちなみにわたくしハリー・ポッターはど真ん中の世代ですが、これまでほぼ完全にスルーしています。特に理由はないんだけどなんとなくね、、でも新シリーズが始…
Translated by me. ウェンディ・コープ「クリスマスの詩」クリスマス、小さな子どもたちは歌い、陽気に鐘が鳴る 冷たい風に手や顔はひりりと痛み 幸せな家族たちは教会に行き、愉しげに交友を深める こういうことの全部が驚くほど不快でしょうがない、あなた…
Don't know why I'm writing this in English, but sometimes it's simpler for me to write a certain thing in English. Or, I might just want to practice before taking an English test. Anyways. Recently I've been trying to read a lot. I've been…
以前から何度か話題にしている英詩人キャロル・アン・ダフィの詩集The World's Wifeを読み始めた。 The World's Wife: Picador Classic (English Edition)作者: Carol Ann Duffy出版社/メーカー: Picador発売日: 2014/12/15メディア: Kindle版この商品を含む…
サラ・ケイ「ザ・タイプ」Sarah Kay - "The Type" - YouTube 誰にでも場所が必要だ。 それは他の誰かの内にはない。 --リチャード・サイケン あなたが、男性が見たくなるような女性に成長したら 彼らに見せてやったらいい。でも視線を手と間違えないで。あ…
最近コンテンポラリーな英詩を積極的に読んでいこうと思い、ちまちまと掘り始めているのだけど、そこで出会ったサラ・ケイ(Sarah Kay)という詩人が素敵なので一篇訳してみる。相変わらず翻訳のセンスがなく、原詩の魅力を殺している点には目を瞑ろう。 198…
おばあちゃんのわたしを見る目は、あの日から決定的に変わってしまった。それまでのおばあちゃんの眼差しがどんなかだったは正直よく覚えていないけれど。電車で二駅のところに住んでいるのに、最近では年に2回くらいしかおばあちゃんに会いに行っていなかっ…
朝起きて最初にすることは、実は血糖測定じゃない。わたしの場合は。ベッドから出たらまずトイレに行き、手を洗って、うがいをする。血糖測定器を、病院から貸し出されたかわいげのない黒のポーチから取り出すのはそれからだ。ぱちっと指を刺し、ぷくりと玉…
久しぶりに図書館でいろいろ漁っていたら、こちらを見つけた。イギリスの詩を読む (奈良女子大学文学部“まほろば”叢書)作者: 齊藤美和出版社/メーカー: かもがわ出版発売日: 2016/03/03メディア: 単行本この商品を含むブログを見るこの前アナ雪とゴブリン比…
クリント・イーストウッド監督の『ハドソン川の奇跡』、もといSullyを見た。前回感想あげたMechanic: Resurrectionもそうなんだけど、この邦題だと作品の意図が伝わりにくくなってしまうと思う。なぜならこれは紛れもなくチェスリー・"サリー"・サレンバーガ…
ジェイソン・ステイサムが好きです。『ハミングバード』の感想でも書いた通り、大学時代は足繁く劇場に通ってイサム追っかけをしていました。話はあってないようなものであることも多いイサム映画を見るときのポイントはただ一つ。いかにジェイソン・ステイ…
また何か詩の翻訳でもしようかなー、と特に紹介したい作品があるわけでもないのに考えていて、はたと気がついたのは、詩の翻訳はわたしにとって精神安定剤の役割があるということだ。詩を読み返し、改めて素晴らしい言葉に共感し、揺り動かされ、勇気をもら…
落ち込んだとき、挫折したとき、自分の存在価値が信じられなくなったとき、読むとよい詩。 Emily Dickinson, 'If I can stop one heart from breaking" POEM: IF I CAN STOP ONE HEART FROM BREAKING, BY EMILY DICKINSON祖父はアマースト大学の創始者の一人…
先日、超今更ながら『アナと雪の女王』を見ました。(以下とってもネタバレ注意)アナと雪の女王 MovieNEX [ブルーレイ+DVD+デジタルコピー(クラウド対応)+MovieNEXワールド] [Blu-ray]出版社/メーカー: ウォルト・ディズニー・ジャパン株式会社発売日: 2014…